十勝農業ストーリー

背伸びをせずに、少しずつ。
酪農家としてあたりまえの営みを積み重ねて

カントリーホーム風景/清水智久さん

北海道・十勝の広大な大地で、60年以上にわたり酪農を営む「カントリーホーム風景」。豊かな土が育む牧草を、牛にとって一番おいしく、栄養豊かなタイミングで与える。そんな当たり前の営みを、誠実に積み重ねてきました。牧場に加工場やカフェを構え、訪れる人々に直接、牛乳の味わいを届ける今も、変わらぬのは酪農へのまっすぐな想いです。



酪農への信念が生み出す、変わらぬおいしさ

北海道・十勝の地で60年以上にわたり酪農を営む「カントリーホーム風景」。創業以来、大切にしてきたのは「良い土を作り、良い草を育て、それを最良の状態で牛に与えること」。エサとなる牧草は牛の健康に直結するため、穂が出始めた栄養価の高いタイミングで刈り取り、牛にとっておいしい状態で与えています。牛にとって最善の環境を整えることを、当たり前の営みとして続けてきました。

風景を語るうえで欠かせないのが、搾りたての生乳を使った加工品。その始まりは、「子どもに安心して食べさせられる、無添加のものを作りたい」という思いからでした。試作したソフトクリームを地域の小学生に食べてもらうと、「おいしい!」と大好評。地元の声に後押しされ、加工品づくりが本格化しました。牧場内に加工場を建設し、その後カフェもオープン。消費者と直接ふれあう機会が増えたことで、代表の清水智久さんをはじめ、スタッフたちは自分たちの牛乳のおいしさを改めて実感したといいます。

事業の幅が広がっても「中心にあるのは、あくまでも酪農」。その地道で真面目な酪農家としてのあり方が、変わらぬおいしさを生み出しています。

カントリーホーム風景
河東郡鹿追町東瓜幕西18線28番地26
TEL:0156-67-2382
http://www.countryhomefukei.jp/
  • 1 牧場では現在600頭以上の牛を飼育中。
    2 見晴らしの良いなだらかな丘に広がる牧草地。四季折々の風景もここを訪れる楽しみの一つ。
    3 広々した敷地内には、牛舎、牧草地、カフェ、加工場、さらにはドッグランまでが併設されており、思い思いの時間を過ごすことができます。
    4 カフェでは牧場の牛乳を使用したスイーツや、ハンバーガー、カレーなどの食事も楽しめます。
    5 酸味が少なく、もっちりとした食感のヨーグルト「でーでーぽっぽ」をはじめ、飲むヨーグルトやチーズなどの乳製品を加工・販売しています。

ページトップ