十勝の水産業を支えているのは、太平洋に面する広尾町、大樹町、豊頃町、浦幌町の4町。 北の海に揉まれて育った脂乗りの良い鮭や香ばしいししゃも、加工用に大活躍のすけとうだら、歯ごたえの良い貝類など、新鮮な海の幸が毎日水揚げされています。
十勝の海の玄関口・広尾町
広尾町は、重要港湾の十勝港と音調津漁港を拠点に、古くから海の町として栄えてきました。
寒流親潮と暖流黒潮が混じり合う恵まれた環境のもとで、たくさんの海の幸を取り扱っており、中でも、ししゃもの水揚げ量は日本一を達成。
北海道沿岸でしか獲れないししゃもを全国に配送し、高評価を得ています。
極上銀毛鮭「樹煌士(きこうし)」
大樹漁協がブランド化を進めている極上銀毛鮭「樹煌士(きこうし)」は、定置網漁解禁後のわずかな時期にしか水揚げされない若いオスの銀毛鮭。
ほどよく脂がのり、身にうま味がある極上品として知られ、水揚げされるよそ700~800匹サケのうち、わずか1尾だけというとても貴重な鮭です。
その抜群の質のよさと希少性から、贈答用や特別な日用として人気を呼んでいます。
大津漁業協同組合
大津漁協の持ち味は、なんといってもそのアットホームな雰囲気。
漁獲量はそれほど多いわけではありませんが、その分、地域に根差した漁業を営んでいます。
12月~1月上旬まで限定して販売している「鮭飯寿司」は、地元のお母さんたちが作る人気商品。一番脂が乗っている時期の鮭のみを使っているので、旬の味を楽しめます。