「十勝」という名前を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか？ 澄んだ空気、清らかな水、豊かな土壌、そして広い大地。 自然環境に恵まれた十勝では、畑作、酪農など、様々な分野の農業が行われています。

農作物、スイーツ
家庭の食卓に欠かせないじゃがいもやタマネギは、実は北海道が日本で初めて栽培した作物で、ここ十勝でも生産量が多く、特産物となっています。とうもろこし、じゃがいも、小麦など、十勝の気候や土地から恩恵を受けた十勝の農産物は全国的にも評価が高く、様々な地方に出荷されています。それらは朝晩の寒暖の差が激しい十勝の気候によって旨みが増し、美味しい作物を育てるのです。

特に赤いダイヤと呼ばれる小豆、砂糖の原料となるてん菜、乳製品で作られる菓子は絶品で、全国的にも有名な六花亭や柳月などの菓子店は十勝で生まれました。 また、近年ひとつひとつ手づくりにこだわった小さな菓子店が各地に存在し、今や十勝は「スイーツ王国」の名で知られています。

畜産物、チーズ
酪農もさかんで、チーズ作りが盛んなヨーロッパ地方とほぼ同じ緯度にある十勝では、職人たちによって日々おいしいチーズを作るための研究が進められており、徐々にその名を広めています。乳製品に限らず畜産加工品では、乳牛・肉牛ともに全国トップクラスの品質を誇るものばかりです。

海産物、海産加工品
海産物では、ししゃも、つぶ、鮭などの特産をはじめ、水産加工の分野でもホッケの開きの一夜干しなどさまざまな特産品が産出され、お土産・ギフトに喜ばれるものが多くあります。