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自動可変施肥システム 畑作 農業

過大な化学肥料の投入は、肥料代のコスト増加や肥料成分の圃場外流出による河川・地下水などの水質汚染を招くばかりでなく、作物の品質を低下させることから、適正施肥に努めることが必要である。その解決策の一つとしてリモートセンシング技術を活用した自動可変施肥システムがある。

このシステムは土壌の窒素肥沃度のバラツキを、人工衛星や航空機、ドローンやトラクター搭載型の光学センサーが計測して、バラツキに応じた化学肥料の投入量を示した可変施肥マップを作成するもの。

さらに自動可変施肥機を装着するトラクターには自動操舵システムとコントロールモニターを装備したGPSトラクターを活用することにより、高精度で効率的な可変施肥を行うことが可能となっている。

このシステムの導入により、農業生産法人テクノ・ファーム(帯広市)では、農作物の収量や品質を維持したまま、施肥コストを従来の方法に比べ3割削減することができた。作成した可変施肥マップは繰り返し利用することが可能で、継続した利用によりさらなるコスト削減効果を発揮する。

今後は、農作物の高付加価値化や国際競争力向上のために、さらなる技術開発を目指し、より良い農業サービスに努める。

関連 (株)ズコーシャ / 農業生産法人 有限会社テクノ・ファーム
エリア 帯広市

※ ここに掲載する技術の内容は「十勝の食卓」で保証するものではありません。内容につきましては、各機関及び事業者にお問い合わせください。

※ 特産品・商品など地域資源の登録申請または、掲載内容の変更及び誤りにつきましては、お手数ですが帯広市農政部農政室農政課(帯広市農業技術センター)までお問い合わせください。

自動可変施肥システム

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