十勝農業ストーリー

十勝の恵みが育てた最高のマッシュルーム

農業法人 鎌田きのこ株式会社/菊地博さん

とかちマッシュ/鎌田きのこ

とかちマッシュを栽培する鎌田きのこは、香川県で220年続く「鎌田醤油(株)」のグループ会社。そもそもは、だし醤油の原料としてマッシュルームを育て始めましたが、予想以上に立派なマッシュルームが生えてきて、場長の菊地さんもびっくり。 そこで、プロの意見を聞くためにレストランへ持っていったところ、「この品質のものが日本にあるなんて」「本場フランスのものと変わらない」と高い評価を受けたのです。「実は良いマッシュルームが出来たのは、ばんえい競馬場の“麦わら”の寝わらのおかげだったんです」と菊地さん。ヨーロッパではマッシュルームの培地に最適とされている麦わらの寝わらですが、稲作中心の日本では稲わらで作られるのが一般的。日本一の小麦の産地でばんえい競馬場がある十勝だからこそ、地場産の小麦の寝わらが手に入り、ヨーロッパと同じ品質のマッシュルームが生産できたというわけです。
加えて、清流で名高い札内川の伏流水を栽培に使用したことも、マッシュルームの品質を更に高める一因になりました。

嬉しい偶然が重なり、最高の環境の下で誕生したとかちマッシュ。十勝でしか作れない、十勝ならではのマッシュルームと言えるでしょう。

農業法人 鎌田きのこ株式会社農業法人 鎌田きのこ株式会社
帯広市川西町基線50-10
電話 0155-38-5002(鎌田商事北海道支店)
https://tokachi.kamada.co.jp/
  • 1 とかちマッシュ
    2 マッシュルーム栽培後の培地は完熟有機肥料として、近隣の畑に還元されます。
    3 マッシュルームは一つ一つ手で収穫。石づきは、専用のハサミで切り取ります。
    4 栽培ハウスは全部で12棟。毎日どこかで収穫が行われます。
    5 場長の菊地博さん

ページトップ