十勝農業ストーリー

一度食べたらクセになる
西上経営組合のきりぼし大根と蕎麦

農事組合法人 西上経営組合/奥村一馬 さん

 「大根にもその土地、その土地ごとに合った品種がある。うちらは、自分たちが作ったものだけで作り、その原料がなくなったらそれでおしまい」と話すのは、加工販売係長の奥村一馬さん。切干大根の原料となる大根には、昔からこの土地で作られ続けてきた品種を使用。大根の収穫期は夏から秋にかけてですが、組合の大根の収穫は秋に集中して行なわれます。
それには、収穫時期を集中させることで、商品の味のバラつきをなくすという意味合いもありますが、1番の理由は秋に収穫することで大根から辛味が抜け、グッと甘くなってくれるため。

そして、大根の収穫は全て手作業。「機械を使うと、どうしても 大根に傷が付きやすくなってしまいます。傷があると美味しい切干大根には仕上がらないんです」。畑作業のできない冬場にまとめて作る数量限定の商品のため、年に よっては夏場には在庫がなくなってしまうこともあるそうです。

「うちらは皮をむいて、切り刻んで、乾燥させるだけ。だから名 前もそのまんま、『大根はえらい』にしたんです」。余計な手を加えず、素材本来の美味しさが味わえるのが嬉しいところ。水で戻して煮物にすれば、砂糖を使わなくて も甘みは十分。歯ごたえの良さも格別です。 

「1 度使えば、きっとまた使いたくなる切干大根。食べた後にはきっとあなたも「大根はえらい!」と、唱えているはずです。

農事組合法人 西上経営組合
河東郡鹿追町上幌内4線北2番地1
TEL. 0156-66-1515
http://www.nishikami.com/
  • 6 ニンジンジュースやジャム、にんにく南蛮などの加工品も販売中。
    7 敷地内にある農産加工品の直売所、近くをお通りの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
    8,9 水に戻すと肉厚な大根に早変わり。

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