十勝農業ストーリー

余さず利用し、最後まで見届ける

石田めん羊牧場/石田直久さん、美希さん

頼もしいパートナーと共に

自然のサイクルに沿って秋に羊を発情させ春(2〜3月)に出産。仔羊が育ち、少し丈夫になる頃に青草が生え始めるので放牧を開始します。600頭余りの羊たちが広大な放牧地を闊歩しているわけですから、夫婦だけで全ての羊を追えるはずもありません。そこで登場するのが牧羊犬たち。「前進」「止まれ」「時計回り」「反時計回り」の4つの指示を基本とし、掛け声と犬笛を頼りに羊を追いかけます。1頭が羊を牽制し別の1頭は待機するなど、全ての牧羊犬が同じ動きをするわけではありませんから、同じ「止まれ」でも「Stop」と「Wait」といった具合に使い分け、犬の頭数分、指示の伝え方も複雑です。

実際にその仕事ぶりを見せていただきましたが、あまりに素早すぎて目で追えないほど。当然カメラで捕らえるのもひと苦労。広い放牧地を縦横無尽に疾駆し、鋭い眼光で羊を睨み、囲いの中に追い込んでいく牧羊犬たち。狭い入口で羊たちが詰まっていると、何と羊の上に飛び乗って渋滞を解消。群れからはぐれた羊がいればきちんとケアに走って行くという素晴らしい仕事ぶり。生後3ヶ月頃から訓練を開始し、4歳になる頃にはほぼ完ぺきに仕事をこなすようになるそうです。牧羊犬たちも牧場経営の一翼を立派に担ってくれています。頼もしいパートナー、牧羊犬たちと共に、より美味しい羊肉を求めて石田めん羊牧場の挑戦は続いていきます。

石田めん羊牧場
足寄町中矢7-1 TEL. 0156-25-6150
http://www13.ocn.ne.jp/~lamb/
  • 7 何より、「仕事だよ」と声を掛けられたときの喜びようが印象的。取材陣になど目もくれず、じっと羊に睨みをきかせる牧羊犬。

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